この時期、毎日でも監視に行きたい所ですが、
そうそう優雅な生活を送っているわけではありません(笑)

ということで一週間ぶりの訪れです。
今回は上の道沿いのところの分布状況を記録してきました。

以前はこの道沿いにも結構生えていたのですが、
去年は花を付けていたのが3、4株。
そして今年はついに道上で咲いているのは0、ゼロ、ZEROという悲惨な状態でした。

原因は盗掘以外にもいくつか考えられるので、
地主さんと相談して私も草刈りを手伝うことにしました。
夏と冬、年越し前にやっているということなので、私が道沿いをすることにしました。

そうなんです、ここにミノコバイモが残っているのは地主の方が昔から草刈りをされていて、
その御蔭でミノコバイモの生育に適した環境がこんな豊橋で維持されていたからなのです。
草刈りをしてなかったら当の昔に無くなっていたことでしょう。
上の道の所を見ているとそんなことが感じられました。

ここは植えた物ではないにしても人手に頼ってその生存が担保されているという点においては完全な自生地とはいえないかもしれませんね。
愛知県のレッドデータブックでも同じようなことが書かれています。

ということで自生のミノコバイモにこだわる「物見高い自称自然愛好家」の方は岐阜や三重のお山へ見に行きましょう。
藤原岳なんていいですよ~これぞ自生という感じで!
苦労して登って見れた花は格別です。
昔撮った藤原岳のミノコバイモ
ミノコバイモ 分布調査 3月23日



繰り返しますがここは私有地です。
土地上に生えているものは個人の所有物ですので勝手に持って行くと泥棒です。
地主の方も地元の交番に相談して巡回してもらうようにしています。
入るなと書いてあるロープ内でゴソゴソ何かしているところを見つかれば職質はまちがいなしです。


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