花友さんのblogを見ていたら、
奥三河にあるクマガイソウの群生地の斜面が崩壊して
クマガイソウが見られなくなってしまった、というではないですか。

これは一大事と早速行って来ました。

現場に着くと確かに谷を挟んだ反対側の急斜面が崩落して土がむき出しになっています。
遠目で見る限りクマガイソウの特徴的な葉っぱは見当たりません。

奥三河 クマガイソウ群生地消滅 5月12日



表面をスコップで削って芽が出やすいようにできないかと思っていましたが、
ちょっと厳しいですね、これは。

ということでクマガイソウの生命力の強さに期待して現場を離れました。
またいつの日か地中から芽を出して葉を広げて欲しいです。

せっかくここまで来たのであたりを散策してみました。
周囲は杉林で杉の枝が積もっていて下草はあまり生えておらず歩きやすかったです。

そんな中クマガイソウと思われる若葉が確認できました。
いずれもまだ花をつけるには早そうな小さな株です。

奥三河 クマガイソウ群生地消滅 5月12日



奥三河 クマガイソウ群生地消滅 5月12日



この杉の枝だらけの中、よくぞ芽が出たという感じです。
大きい株がないのが不思議でしたが、大きくなると嫁に出されてしまうのかもしれませんね。

花が見れなかったので嫁入り先の一つ?、民家の裏に植えられたクマガイソウも見て来ました。

奥三河 クマガイソウ群生地消滅 5月12日



ラン科の絶滅危惧種ということで貴重ではありますが、
花はお世辞にも綺麗!とは言い難いですよね。

<閲覧注意 クマガイソウのアップ >


土砂に埋まったり、条件の悪い所でほそぼそと生きているより
こうして裏庭でのびのび生きるのも悪くないかもと思ってしまった次第です。




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