季節柄、オキナグサの話題が多いですね。

オキナグサ盗掘絶えず…観賞用人気、希少野生種

 (石川)県指定希少野生動植物種に指定している「オキナグサ(翁草)」の盗掘が絶えないとして、県は生息地周辺のパトロールを強化している。観賞用として人気が高く、販売目的の盗掘もあるとみて、自治体などと連携し、県内からの絶滅防止に全力を挙げている。

 オキナグサは、4~5月中旬に赤紫色の花を咲かせるキンポウゲ科の多年草。種から出る白く長い綿毛が、老人の白髪に似ていることが名前の由来とされる。

 県によると、オキナグサはかつて能登地方でもみられたが、園芸目的の採取や開発による環境の変化で減少。現在は白山市内の限られた場所に生息し、昨年の県の調査で確認できたのは163株だけだった。

 県はレッドデータブック(RDB)で絶滅の危機に瀕(ひん)している「絶滅危惧1類」に指定。2006年からは希少野生動植物種として保護しているが、09年と10年に10株前後、12年も3株の盗掘を確認した。岩場に生えたオキナグサを岩ごと持ち去ったケースもあった。

 栽培されたものは園芸店などで500円程度で購入できるが、県自然環境課は「やはり野生が欲しいのではないか」と分析する。

 環境省によると、野生のオキナグサ減少は全国的な傾向で、同省も絶滅の危険が増大している「絶滅危惧2類」に指定している。北海道と沖縄県を除く多くの都府県がRDBに掲載しているが、石川県のように罰則を伴う条例で保護しているケースは少ないという。

 県は白山市や警察と連携し、今月から実のなる6月までパトロールを行う。生息地周辺の住民にも監視活動への協力を呼びかけるチラシを配布し、盗掘防止に力を注ぐ。県白山自然保護センターは、「地元の人たちと一緒に地域の宝を守っていく。採取は絶対やめてほしい」と訴えている。

◇県指定希少野生動植物種

 絶滅のおそれがある動植物でも特に保護が必要として、県が「ふるさと石川の環境を守り育てる条例」に基づき指定した種。サクラソウ科のウミミドリや淡水魚のトミヨなど20種が指定され、捕獲や採取が禁止されている。違反には1年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科される。
(2013年4月11日 読売新聞)


「栽培されたものは園芸店などで500円程度で購入できるが、県自然環境課は「やはり野生が欲しいのではないか」と分析する。」ってここまでマニアックになるともう変態としか言いようが無いですね。
「これはあそこに生えてた奴なんだぜ」とか言いながらなニヤニヤしながら鑑賞してるんですかね、この変態野郎!

ま~私も自生地の種から育て「これはあそこのオキナグサなんだぜ」とか言っているのでちょっとやばい気はありますが(^^;

去年春に発芽したものが無事2年目に突入です。
でも早くも混みいってきてますね。

石川県でもオキナグサの盗掘



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